会場:同志社女子大学/時間:13:00 ~ 17:00 /受講料:1 講座4,000 円
日程 | 講師 | 内容 |
---|---|---|
6月30日(土) 基礎Ⅰ |
亀島 信也 先生 関西福祉科学大学 教授 |
子どもの発達における遊びの意義 親などの養育者が取り組む「子育て」プロセスをとおして、子どもたちはどのように「遊び」を展開しているのでしょうか?また、親は「子育て」最後の仕上げプロセスとして、子どもたちにどのような「子別れ」を用意しているのでしょうか?この「遊び」「子育て」「子別れ」の背後にみられるミステリーや生得的なプログラムについて検討し、子どもの発達における遊びの意義を考えます。 |
9月15日(土) 基礎Ⅱ |
荘厳 舜哉 先生 京都光華女子大学 元教授 |
子育ての歴史と現代文化 私たち人類はどのようにして子どもを産み、育ててきたのでしょうか。 そして今、それがどのように変化し、どのような問題が生じてきているのでしょうか。 文化による子育ての違いや時代による変化を、豊富な資料に基づいてわかりやすく解説します。 大きな視点で子育てを捉えることで、目の前にある個々の問題の解決の糸口が見えてくるはずです。 |
10月13日(土) 基礎Ⅲ |
高橋 登 先生 大阪教育大学 教授 |
幼児の言葉の発達・認知の発達 子ども達はどの様に言葉を覚えて行くのでしょうか。また、それは学童期以降の言葉、とりわけ読み書きや柔軟なコミュニケーションの能力にどの様に繋がって行くのでしょうか。本講義では、子ども達の言葉の発達について、いくつかの側面からお話しします。また、併せて子どもの言葉の発達に果たす周囲の大人の役割についても解説します。 |
11月3日(土) 基礎Ⅳ |
橋本 祐子 先生 関西学院大学 教授 |
乳幼児期における発達の課題 赤ちゃんはさまざまな能力をもって生まれてきます。そしてその能力は、乳幼児期を通して著しく発達していきます。乳幼児期の認知・社会性・自己・感情等について、その発達的特徴と発達過程を見ていきます。また、日常の遊びや生活場面を通して乳幼児の発達をとらえる視点や、一人ひとりの子どもを理解し、発達支援へつなげていく視点について、事例を交えながら考えたいと思います。 |
11月17日(土) 基礎Ⅴ |
塘 利枝子 先生 同志社女子大学 教授 |
家族の変遷と子どもの価値 社会の変化とともに家族のかたちは変わります。少子高齢化、家族における国際化が進むなかで、女性の家族における位置づけや役割、子どもへの期待、子どもの「価値」はどう変わったのでしょうか。他国の家族の変遷とも比較しながら、日本の家族や育児の変遷について見ていきます。 |
会場:京都光華女子大学/時間:13:00 ~ 17:00 /受講料:1 講座4,000円
日程 | 講師 | 内容 |
---|---|---|
6月2日(土) 応用Ⅰ |
内田 伸子 先生 お茶の水女子大学 名誉教授 |
子どもの認知発達 親の経済格差が子の学力格差につながると言われてきましたが、本当でしょうか。私たちは幼児期~児童期にかけての読み書き語彙の習得過程について国際比較研究を行いました。その結果、親のしつけや保育環境の方が、経済格差よりも学力基盤に影響を与えていることがわかりました。この問題を一緒に考えたいと思います。 |
6月16日(土) 応用Ⅱ |
戸田 有一 先生 大阪教育大学 教授 |
幼児期に育てるちからと幸福への選択 深刻ないじめは思春期に問題になりますが、その前から「仲間はずし」や「決めつけ」などの問題があります。 今回は、幼児の社会性の発達を支援する立場から、幼児の仲間についての語りや、絵本の「あわせ読み」という手法を紹介します。また、異年齢での共同画実践についても紹介します。幼児期に育てる「ちから」とその「使いかた」について、いじめる子の共感性に関する研究などをもとに、一緒に考えたいと思います。 |
9月22日(土) 応用Ⅲ |
赤尾依子 先生 大阪医科大学 非常勤講師 |
学習障害の理解と対応 学習障害であるから学べないのではありません。まなび方を工夫すれば、学習障害と判定されても十分に学び、社会の一員として働くことができます。そのような学習障害について、先行研究を紹介しながら理解をすすめたいと思います。また、幼児期からできる学習障害への気づきについても話していきます。 |
10月27日(土) 応用Ⅳ |
荘厳 舜哉 先生 京都光華女子大学 元教授 |
愛着障害と前頭葉機能障害 人でも動物でも、社会性の発達には親子の絆が非常に重要ですが、増加する一方の児童虐待件数に見られるように、今、親子の絆が揺らいでいます。またこの揺らぎが、衝動的な行動を抑制する前頭葉機能の健全な発達を妨げています。脆弱化していく一方の、この衝動性抑制機能を強化する保育の方法を一緒に考えます。 |
12月15日(土) 応用Ⅴ |
寺見 陽子 先生 神戸松蔭女子大学 教授 |
子育て支援と親・保育者の役割 今日の子育ての現状と課題を踏まえ、子育てにおける親の心理や役割を探りながら、保育や家庭・地域等の場における子育て支援の理論と実際を考えます。また、見通しのある支援を展開するために必要な専門的知識、技術、支援方法、地域連携やネットワークづくりなどを学びます。 |
注)保育臨床講座以外の各講座で20 分以上の遅刻をされますと、受講証明書発行のために簡単なレポートを課すことがあります。
講座内容は毎年変わっておりますので、時々の再受講をお勧めします。その場合は中級資格認定者に限り、すべての科目の受講料を2,000円に優待します。あなたの専門性の担保に役立ててください。